金融

新金融調節方式

新金融調節方式とは、1988年以降、日銀が打ち出した短期金融市場の改革を指します。手形、無担保コールの活性化が進行し、日銀の金融調節も弾力的に変化しました。往来は新金融方式といえば、1962年に金融機関が日銀借入に過度に依存する姿(オーバーローン)を是正する目的で打ち出した金融調節方式を指していました。

具体的には、経済の成長に伴って必要となる現金通貨はそれまでの日銀貸出に代え、債権の売買によって供給する、日銀借入の多い都市銀行に対して貸出限度額を設けてそれを超える貸出は原則として実施しない、というものでした。このうち、貸出限度額はオーバーローンを是正するとともに、日銀が貸出限度余裕額を調整し、都銀が各自の限度余裕額に注意しながら自主的に融資を調節することを期待したものでした。

インターバンク市場

1988年以降の短期金融市場の改革を新金融調節と呼称するのが一般的となっています。短期金融市場は期間一年以内の短期の資金過不足を金融機関や事業会社などが相互に融通し合う場で、このうち金融機関同士の取引市場がインターバンク市場です。

日銀は往来、インターバンク市場の金融調節手段として1〜3ヶ月物は長めの期間で、市場関係者の間では日銀の意図に反した思惑を招きやすく、日銀にとっては十分な金融調節ができていたとはいえませんでした。そこで期間一週間以上一ヶ月未満の手形取引を新設し、日銀はこの一ヶ月未満の手形を対象に買いオペレーションを実施したのです。